2010年6月1日火曜日

アイドル総力特集(3)新生ハロプロシャッフル花盛り!チャンプルユニットコンプレックス(第1回)


まさに花盛りっ!眠っていたハロプロの物語が今覚醒っ!
新生シャッフル a.k.a.チャンプルユニット:
「タンポポ♯」「プッチモニV」「新•ミニモニ。」
「続•美勇伝」「ZYX-α」「あぁ!」そして、「High-King」による
ハロプロ最新クラシックス&グッドパフォーマンスを総力特集!


2009年3月のHello!Project集団卒業という一大局面を持って、
モーニング娘。Berryz工房、℃-uteを中心とした新たなネクストジェネレーションへと突入したハロプロ。
そもそもがあの忌まわしき「ハロマゲドン」から始まり、
ワンダフルハーツエルダークラブという分割統治を経て
今こうして、コレはコレで安定期めいたモノと感じさせてくれるような環境が整備されたようにも見えます。勿論、この若年メンバーのみのメンバー構成となり、わかりやすく
ヲタ•フレンドリーな「居直り」ともとえる状況に
ハローの「異形さ」にこそ魅了され、中澤裕子や太陽とシスコムーンというオルタナティヴな存在感が原動力となって、ファンを続けて来た私のようなファンには
どこか「保守的」に映る=早い話が、同じような大所帯アイドルグループとの格差も見えない。という、由緒正しき歴史を背景に持つハロプロにとって
コレはなんとも、遣る瀬ない訳ですよ!

そこへ来て、こうして先輩方のユニットでの眠っていた歴史を、あえて今こうして
今のハロプロメンバー、すなわち通称「モベキマス」+ハロプロエッグによって
封印が解かれ、また新たな物語としていくというのは、
ハロプロという長〜い歴史があってこそのコト。
まずそこは踏まえ置きたいと。

当然ココで飛び出して来たモノが、とるに足らない凡庸なモンなら
伝説的なそのユニット名を語るコトからまず改めさせたい所ですが。。

それは、2009年夏のコンサート「革命元年〜Hello!チャンプル〜」で初披露された
チャンプルユニット各々のオリジナル楽曲のなんとも気合いの入った、
それでいてキチンと個々のユニットの持つ世界観に出来る限り寄り添った作風が徹底され
早くも大成功とあいなった訳です。

ASAYAN世代の古参ファンをも巻きこんで、これぞやはり「老舗•ハロプロ」の底力というモノを見事に感じさせてくれました。

ただし、勿論そもそもが同じく2009夏に発表されたオムニバスカヴァー集
チャンプル(1)」から派生した「企画モン」という譲歩も無くはないケド、
それでもなお、そこには、説得力に満ちた企画力が確り宿っていたコトも事実なのです。

ユニット毎に、評価のばらつきも有りますが、総じてまさに「花盛り」と
言わしめるだけのヴァリエ—ションも楽しめると。

そして、常設のユニットとはまた違う場所で輝いて見えるメンバー自身の
異なる可能性も注目ポイント。特にガーリーな可愛らしさを一気に開花させた亀井絵里なんかはナイス☆
やはり桁違いに粒揃いなのだというコトを
改めて感じれたというだけでも、今回の企画の価値があったのではないでしょうか?

といった所で、ハロプロチャンプルユニットの次世代のクラシックスを纏めてfeaturing!




★タンポポ♯ 編


メンバーは、亀井絵里(モーニング娘。)光井愛佳(モーニング娘。)
熊井友理奈(Berryz工房)岡井千聖(℃-ute)という顔ぶれで、
「みんな名字に“井”が入ってるから、♯なんだよね〜!」というコトらしく、相変わらず妙な凝り性を発揮した
編成となっていますが、コレがパフォーマンスを見る限り、キチンと「タンポポ」としての
(特に、第2期〜第3期の)アイデンティティーを体現出来る人事が見事!
おそらく、今回のシャッフルに置いて最も成功しているユニットではないでしょうか?

そもそも「タンポポ」のカラーって?という方はアイドル評論(7)タンポポコンプレックスを読んで頂けると
有り難いのですが、要するに一言で言えば「胸キュン」そのものな訳ですよっ!

めまいがしそうなぐらい、鳥肌がたつぐらいに無垢で清潔な乙女の精神描写!
間違ってもセックス的な匂いを感じさせない、少女漫画的な世界観をモータウン的なビートや
ブリティッシュサウンドに乗せるという。
つんくPというオトコ目線を1クッションとしたファンタジーでありながら、どこか
キチンと等身大の彼女達の言葉として出て来ているようなリアリティを説得力とし、
だからこそ泣けるというような、それが第2期以降のタンポポに託された要素だったとしてるんですが
そこから逆算するに、このラインナップは見事という他無く、「自発的に、ガーリー」な面子が揃いぶみ!

特に亀井絵里のガーリーさ、そしてBase Ball BearのアルバムのTVスポットも素晴らしかった
Berryz 熊井ちゃんもバッチリ!
光井愛佳の声はこのユニットに対して独特のエッジをもたらしてるようにも見えます。
とにかく見事です。

そして肝心の楽曲も、しっかりとタンポポ的世界観を踏まえまくった
「傘を持って彼氏を駅まで迎えに行く女子」というミもフタもない紗が掛かったような描写が
徹底されていてこそばゆいぐらいっ!

ついでに衣装もブリティッシュで、可憐!そこも見事に「らしい」チョイス。

このユニットに関しては「企画もの」の枠を飛び越え、継続的なユニットとして欲しいぐらいっ!
それが叶わないなら、ガーディアンズ4にもうちょっ頑張って欲しいかな〜。。

という訳で、トータルとして完璧!一押し!


★プッチモニV 編


最も破壊力抜群といって差し支えないであろう、プッチモニV。
メンバーはまのえりコト真野恵里菜、そして℃-uteから、萩原舞と中島早貴というお3方。
そもそも「モニ」所属が誰もいないっていう、ね!

アナクロ的なまでに、ステレオタイプなアイドルを現在進行形で「やり切ってる」真野ちゃんを
和えてタンポポじゃなくこっちに入れたのは、真っ当だし意外だしそこは好感。
そもそも「乙女なタンポポ」に対して、プッチモニという存在にのみ託されたカラーと言えば
簡単に言えばアイドルとしての「異形性」=破壊力でしょう。

コレはコレでミもフタもないリアリズムを延々垂れ流す名曲「ぴったりしたいX ′mas!」あたりが象徴的なソレなど。

そこへ来てこのプッチモニVは、牧歌的なまでにキュートでありながら、ニューウェーヴのような匂いを放っていた
第1期プッチからの要素も盛り込まれていて、これもまた「らしい」っちゃ「らしい」!

その結果、こうしてトランスやってみたという落としどころも、狙ってか否かはさておき
キチンとそんな破壊力への融合が絶妙!

「見れば見る程、可愛い気がして来ちゃう」個人的に目下注目のまのえりも
諸先輩たちの「攻め」の姿勢とは異なる、「引き」のアピール力というか。。
アイドルとして絶妙すぎる戦闘能力も、遺憾なく発揮しまくっています。昭和の香りのしない彼女もイケてます!

「ヒドい!」その一言こそが、このユニットにとっては最上級の褒め言葉でしょう!




★新ミニモニ。編


どうなんでしょう、コレ。最も予定調和というか。
旧ミニモニ。らしい、危ういバランスで配されたナンセンスさやアナーキズムさが、今作には微塵も無く
単純に子供向けの童謡のようで、微笑ましくすらある、というのは、ミニモニイズムから完全に
逸脱している気がするのですが。。
まぁ、リンリンが割りと頑張ってるし、必要以上に嬉しそうなので良しとしましょうか?

シャッフルと言えば、7人祭しかり、ハッピー7しかり、毎年こんなん絶対紛れ込んでましたし、ね。
でもちょっと勿体ないかな??

辻ちゃん加護ちゃんの弾けっプリが妙に懐かしくなったりもした所で、

つづく。





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