2010年4月28日水曜日

アイドル評論(10)AAAコンプレックス

AAA×小室哲哉、奇跡のダッグ!TKワークスの最新クラシックが登場!!


ご存知の方も多いかと思いますが、あの小室先生。
例の事件より復活第一弾として手がけるお仕事が、avex所属のAAAへの楽曲提供でした。
経緯としては、恐らく察するにエイベックス黄金期を支え
今現在のレーベルの基礎を作った功労者でもある先生にチャンスを!という人情から来た
オファーだったりするんでしょうし、
話題性込みでの現在の先生のネームバリューに抱っこして貰いたい強かな狙いも
あるでしょうしっ。
そのへんは微妙に冷ややかにもなる所ですが、
ただソレをこう、なかなかに必然と思わせるコラボレイトに仕立てられたのは、
ひとえに、小室を一昔前の人としつつも
どう考えても今なお小室サウンドを踏襲しまくった音楽スタイルでならしている、
なんなら、それをエイベックスの武器としている部分も現在進行形で
多く感じられる場面も多々な訳で
たとえばこのAAAにしろ、GIRL NEXT DOORにしろ、dreamにしろ
または浜崎なんかにしても!
あらゆるサウンドやあらゆる過去のクラシックスからの引用や影響なんて
手にとるようにわかっちゃう訳だし
良くも悪くも新鮮さなんてモノは微塵も感じないかわりに、
手堅く、すぐさま現行J-POPど真ん中な完成度に着地出来るという
まさにそこには、90年代のエイベックスの仕事の形跡と小室哲哉が作り出した
パターンや方法論などが累積されているという、ね。

つまる所、結局AAAの楽曲大半に置いて、耳から入ってくる感触だけで言えば
確実にそこには小室哲哉の幻影がチラついてるっ!

早い話が、なんで今までこーゆー組み合わせやってこなかったの?!っていい程に
本作に置ける融合は予想以上に予想通りのエイベックス品質☆


まさに予想通り!手堅すぎて面白みもないぐらいっ★

今回、作曲=メロディーの提供だけと言うコトでそのへんは若干肩すかしなんですが
それも「まんま」にしないためなのか?

まあ、ああだこうだと評論申し上げてますが、そんなチンケなモノはどうでもいんですよ。
クオリティーだのなんだの洒落臭いのは。。

なんてたって、オレとしては、最もJ-POPというモノを好んで聴いていたのが
まさに、安室、globe、trf、dos、篠原涼子、トモちゃんといった
小室ファミリーの面々が猛威を振るっていた時期で
それはもうもの凄いハマりようでした!
今でもカラオケでガツガツ歌っちゃうぐらいに!

その頃を知っているならば、やはりここにある確たる小室印品質には
「ついにこの時が。。」的な、待ってましたと言わんばかりの
感情が溢れちゃう、、、というか。

だから逆に言えば、ここに新鮮さなんてそもそもイラナイのですよ!

小室というだけで安心して聴けるこの感覚こそが、90年代J-POPシーン最大の功績。
そんな風に「小室時代」を通過した人たちなら共感して頂けるでしょう。

そしてそれは恐らくAAAの若いメンバー達も同様でしょう。
(少なくとも、じゃなかったら好き好んでavex artist academyなんて!)
間接的にであっても小室の恩恵、面影に触れて育って来た彼らが
今まさにこうして小室先生自ら手がけたナンバーを歌うという、avexのDNA物語!

TKファミリーのニュージェネレーションとして
このコラボ、続けてみてもいいのでは?


この食い合わせの良さはホンモノでしょうっ!

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