2010年4月21日水曜日

アイドル評論(4)メロン記念日コンプレックス



ハロー!プロジェクトが生んだ奇跡「メロン記念日」特集!

骨太ロックも切ない胸キュンバラッドも、エロ全開のアダルティ路線も、
すべてを貪欲に吸収し表現する姿勢と、個性豊かなメンバーの顔ぶれ。
ハロプロの歴史を語る上で意外と絶対に欠かせない存在であるメロンが
なんと、5月3日の中野サンプラザにおけるステージで、
10年を節目に電撃解散するコトとなりました。



知らない人ももしかしたらいらっしゃるかも知れませんが
メロンは昨年、「ロック化計画」を掲げBEAT CRUSADERS、ニューロティカ、
ミドリ、コレクターズ、そしてGOING UNDER GROUNDという今現在ニッポンの
ロックシーンを代表する豪華ラインナップとそれぞれシングルでコラボレーションを交え
名曲「This is 運命」以来断片的に見せて来たメロンのロックな表情を
より本気で、よりブラッシュアップしていこうというような計画を巻き起こしましたっ。



最初は誰もが耳を疑った、この型破りコラボレイト企画。
本来ならば、ある意味「企画モン」でおわるコトもある程度は容認され得る状況と言える中
そんな所で甘んじちゃう4人じゃなかった。というのは嬉しすぎる大誤算。
それは、上にあげた2曲だけでも十二分に共鳴していただけるのでは?

特にイチオシは、イントロからしてビークル印の上述「DON′T SAY GOOD BYE」!
BEAT CRUSADERS十八番のエモーショナルなロック サウンド&美メロが
メロンのなんとも安~い、それでいてどこか骨太な
おそらく、TSUNKU譲りの歌謡ロック感が絶妙すぎる融合を炸裂!


どちらかと言えばビークル色の強いクリエーションでありながら、メロンのボーカルの表情の、
いきいき加減も注目すべきポイント。

それに続いた4組とのコラボもそれぞれ、表情豊かでありながらそのどれもが
メロンの自発的なグルーヴとして響いてくるようで、なんだかよくもまあここまで立派になられて。。
的なお母さん的立ち位置の自分がいました。

そして放たれたコラボ作品群の集大成的アルバム「MELON′S NOT DEAD」の好評価もあり
確実にここからのメロンに対する世間の期待値は高まって、
ここが新たな出発点だと誰もが思った矢先の解散発表は残念で仕方ありませんが、
女性アイドルグループとして、一度たりともメンバーチェンジなく10年活動したというのは
レジェンドを通り越してもはや奇跡と言って差し支えないハズ。

そんな彼女たちの、ど根性と涙と笑顔で彩られた軌跡は
心ある「ヲタもだち」の間で永久に語り継がれていくコトでしょう☆

とにかく、おつかれっ!








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